阪急電鉄9300系

2003年より運用を開始し、京都線の特急の主力となっている系列です。いつの間にか6300系を淘汰してしまって、ほとんど嵐山線に追いやってしまいました。

9301。回送。

9301。8300系のデザインを受け継いでいる。

9401。快速急行運用。

6300系（6454、京とれいん）と並んだ9401。
新旧特急車のすれ違い。

大阪方先頭車9300、9301、9302の編成は種別・行先表示が幕式となっています。

9302。

9302。

9302。

9402。

9402。

阪急電車といえばアルナ工機の車両を思い浮かべますが、そのアルナ工機が会社解散してしまったらしく、9300系は日立製作所の製造となっています。

9403。「さくら」ヘッドマーク掲出。

9403。回送。「初詣」ヘッドマーク掲出。

9405。

いわゆる阪急スタイルとはだいぶ印象を異にする外観です。扉間の窓は連続したデザインとなり、上下に拡大。扉の窓もそれにあわせて上下に拡大。屋根もクーラーカバーを覆うようなデザインとなって、少し背が高くなったような感じがします。

9406。

9307。

9409。

内装はとても上品な感じがするものとなっています。照明は間接照明となりました。天井も少し高くしてあるようです。内装パネルは濃い目の色を使用してあります。

9300系の内部。セミクロスシート。

天井は高めに作ってある。

クロスシートは少し作りが簡略化してあるような感じがします。そこまでクッションはよくないように思います。背もたれもそんなに高くなく、前の座席の方が見えてしまうので、そのあたりの居住性は若干おちるでしょうか。河原町や梅田の折り返し時に、座席の一斉転換をさせることができます。河原町での折り返し時には一斉転換しないこともあるようです。

9300系のクロスシート。上の画像と同じ車両。

運転席の後ろは2人掛けのロングシート。
妻面の壁は色を濃い目にしてある。

妻窓があるので、車端部がクロスシートであっても、シートの後ろに窓があることになり、少し変な感じがします。この妻窓は側面窓と同じく上下に長いので、車端部がロングシートだとそのことが良く分かります。

車端部シートの後ろには妻窓。

6300系の2扉車から9300系の3扉車になって、当然座席定員が減ることとなりました。運用方法が変わったので仕方ないのですが、着席機会がいくらか減ってしまったのは残念です。